・投手は腕立てをやらない方がいいって聞くけど、本当のところはどうなんだろう
・球速アップしたという話も聞くから、やってみたい気持ちもある
このようなお悩みに応えます。
先にお伝えすると「投手でも腕立てはやってOK」です。
ただし、あなたも心配しているように、やり方を間違えると逆効果になるリスクが高いトレーニングでもあります。
そこで、これまで500人以上の動作改善に成功してきたスポーツトレーナーである私が、野球選手向けの腕立てふせをお伝えします。
この腕立てをやる前とやった後では腕の動かしやすさが変わりますので、ぜひお試しくださいね。
腕立てをする際の注意点
多くの選手は、腕立て伏せを大胸筋を鍛えるトレーニングだと考えているようです。
それ自体は否定しませんが、通常の腕立て伏せでは野球動作に繋がりません。
なぜなら、ピッチングやバッティングの動作は、全身の連動によって成り立っているからです。
通常の腕立て伏せをやると動きにくくなりませんか??
あれは、まさに連動性を失った状態です。
そのままプレーをやらせたら、怪我もしやすくなるので要注意。
今回お伝えする腕立て伏せは、通常の腕立てとは違う刺激を与えますので、ぜひ腕の動かしやすさなどを比べてみてください。
大胸筋は腕の内旋、内転、屈曲といった運動に関与します。
これらの運動自体は必要なものですが、通常の腕立てでは固める方向に作用してしまい、連動性が損なわれます。
肩甲骨の後傾、肩関節の外旋などが出にくくなり、肘抜きのようなフォームを誘発すると怪我もしやすくなります。
腕立ての方法
①うつ伏せになり両手をグーにして、身体のヨコにつきます(腕の位置は乳首のヨコあたり)
②気をつけをするイメージで、全身を縦に引っ張る
③そのまま肘90度くらいまで身体を持ち上げる
④肩甲骨を下げ、肩関節内旋で肘を立てる力を入れます
⑤肩甲骨は下げて固定したまま、肩関節だけゆっくりと動かします。
①腰をそらないこと
②肩や腕を意識的に使わないこと
通常の腕立てふせと比べると、肩甲骨を中心とした身体の後ろ側に意識がいくのが分かるかと思います。
この感覚が分かってきたら、身体を上下させる方法を行ってもOKです。
動作改善
野球の指導をする際は技術論ばかりに目がいってしまいがちですが、それだと本質的な動作改善やパフォーマンスアップには繋がりません。
いわゆるセンスのいい選手は、身体操作が優れています。
彼らが野球だけじゃなく、そのほかの競技をやらせても上手くこなせるようになるのは、そもそも身体が整っているからです。
もし、今あなたが野球が上達せず悩んでいるのであれば、優先順位を見直してみる必要があるのかもしれません。
二神幹アスリート研究所では、野球選手のパフォーマンスアップのお手伝いをしています。
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