【少年野球】送球を良くするには?キャッチボールのやらせ方で変わる

 

・練習しているのに、選手の送球が全然よくならない

・投げ方がめちゃくちゃな子が多い

・自分の教え方が悪いんだろうか

 

このようなお悩みはありませんか?

先にお伝えすると、送球を今より改善させる良い方法はあります。

 

二神幹の自己紹介。二神幹アスリート研究所代表。運動学、トレーニング学に精通。力の伝え方にフォーカスした独自のトレーニングで、自らも高いパフォーマンスを発揮できるプロトレーナー

 

体幹からの連動が大事

冒頭でも書いたように、送球が悪い選手は力の伝え方を間違えています。

 

・体重移動が足りない

・腕を引きすぎている

・そもそもボールの握り方がおかしい

などなど

 

このような要素により、結果として腕力に頼って投げようとして送球が乱れます。

 

子供も大人も関係なく、安定したパフォーマンスを発揮できる選手は体幹主導です。

体幹を自在に動かせるので、末端は脱力でき、高いパフォーマンスが出せるのです。

 

つまり、送球をよくするための考え方も

「いかに肩とか腕を力まず、リリースに繋げるか」というシンプルなものになります。 

 

 

おすすめの練習方法

僕からおすすめしたいのは、以下の練習法。

先に説明した、体幹主導でのスローイングイメージを掴んでもらうために行います。

 

大きいボールを投げる

ハンドボールくらいの大きさのボールを投げます。

大きいボールは、腕力だけに頼っても投げられません。

 

野球の投げ方と同じで良いですが、体幹を中心に連動させなければ強い球を投げられないので、体幹の意識づくりになります。

 

肘抜きと言われるフォーム

リリース時に肘が前に出てしまう「ひじ抜き」のフォームの矯正にもなります。

 

カーブを投げる

キャッチボールでカーブを投げさせることも、送球改善に繋がります。

 

過度な腕のひねりをせず自然に振ることができる上、ストレートよりも身体に近いところで投げるため体幹主導でのスローイング感覚が身につきます。

 

なお、日本の少年野球では変化球を禁止されていますが、実は変化球を投げることは投球障害の原因ではありません。

 

こちらの研究では、9〜14歳の投手を対象に10年間、カーブボールを投げることによる怪我リスク増加が見られるかを追跡調査していますが、投球障害リスク増大には関与していないという結果になっています。

※この研究では、怪我のリスク増加と相関があるのは投球イニング数だった

 

日本でも、リトルリーグは変化球を投げて良いのは、こうした研究結果に基づいているのですね。

 

アンダースロー

アンダースローは腕を走らせる感覚が身につきます。

特に、テイクバックで肩に力が入ってしまう選手にはおすすめ。

 

なぜなら、腕を上げようとしないため、肩を力む必要がないからです。

イメージとしては「水切り」

キュッと身体を止めて腕が走れば、上手く出来ています。

 

慣れてきたら、肩の力が抜けた感覚を忘れないように、少しずつ腕の角度を上にしていくと良いでしょう。

 

 

まとめ

今回は、少年野球のスローイング改善について見てきました。

 

「胸に投げろ」

「丁寧に投げろ」

というような指導では根本的な改善はできません。

 

理想的な動きとはどんなものであって、どうすればその動きを習得できるかを考えることが大切です。

 

 

二神幹アスリート研究所では、野球選手のパフォーマンスアップのお手伝いをしています。

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↓の動画では、実際にカーブを投げてみた後の感覚の変化を体幹してもらっています。

 

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