バッティングにおいて、力みは大敵です。
どれだけ練習で上手く出来る選手でも、試合で力んでしまえば本来のパフォーマンスは発揮できません。
今回は、身体運動学やトレーニング学に精通し、自らも高いパフォーマンスを実現できるプロトレーナーである二神が、バッティングで力まないための考え方をお伝えします。
呼吸をコントロールする
力んでしまう選手に対して、比較的手軽に出来る指導としては「呼吸」があります。
私たち人間は、息を吸うと交感神経が優位になり、力も入りやすくなります。
逆に、息を吐く時は副交感神経が優位になり、リラックス状態を作れます。
息を吸うと強い力を発揮できるからと、思いっきり息を吸ったり、息を止めて体重移動をする子供がいますが、まさに力みの元。
実際、思いっきり息を吸うと、胸まわりの動きが悪くなるのが分かるかと思います。
ですので、体重移動は「す〜っ」と息を吐きながら行うことを試してみてください。
身体を整える【根本解決】
呼吸だけではどうしようもない事もあります。
そもそも、柔軟性が不足していたりすると力みやすくなります。
動きの観点からみると、体幹主導ができない選手も力みやすいです。
体幹主導ができないとは、つまり腕力に頼るしかない状態。
体幹部の柔軟性、筋力が不足してバランスが崩れると、身体の中心から外へ力を発揮していく感覚が分かりません。
そうなると、いくら「力を抜け」とか「腕を脱力して振れ」と言っても、どうしようもないのです。
身体が整っていない場合の対策
体幹主導のバッティングを身につけるためには、体幹部が動かなければなりません。
ですので、体幹を動かすストレッチを取り入れることになります。
加えて、腹横筋などのコアの筋肉も使えるようにしたいので、同時にドローインの練習もさせたいところ。
ここまで書いておいてアレですが、結局、選手一人一人の感覚に頼らなければならない面もあります。
ですので「これをやれば大丈夫!」というものはありません。
とはいえ、ただ「力を抜け」とか「ひたすら振らせて、疲れて力が抜けるのを待つ」といった半ば投げやりな練習をさせるのは肯定できません。
指導者自身が身体について勉強をして、選手と一緒に成長をしていく気持ちがあれば、自ずと良くなっていくものだと僕は考えます。
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